オランダで自転車に乗る前に知っておきたいルールと罰金

オランダは自転車大国

オランダは「自転車大国」として世界的に知られています。 街中には専用レーンや駐輪スペースが整備されており、 自転車は生活の一部になっています。

しかし、オランダの自転車ルールは日本よりも厳しく、罰金もとても高額です。 移住後にトラブルを避けるためにも、事前に正しいルールを理解しておきましょう。

オランダの基本的な自転車ルール

よくある誤解として「オランダでは自転車が常に優先される」と思われがちですが、 必ずしもそうではありません。 自転車も車両の一種として交通ルールに従う必要があります。

基本ルール一覧

• 自転車レーン（Fietspad）がある場合は必ず利用する

• 自転車レーンでは右側通行、追い越すときは左側から

• 追い越す際はベルで合図する

• 左折・右折の際は腕を水平に伸ばして方向を示す

• 2人並んでの走行はOK（3人以上はNG）

• 自転車専用信号に従う（赤・黄は停止）

• 歩道の走行は禁止
  

これらを守るだけでも、事故や罰金のリスクを大幅に減らせます。 事前にチェックしておくとトラブル防止になりますね。

優先ルール（どちらが先に進む？）

オランダでは車やトラム、自転車、歩行者それぞれに優先ルールがあります。

• 標識や信号がない交差点では、右側から来る車に譲る

• トラム（路面電車）は常に優先

• 左折・右折時は直進車・歩行者を優先する

• 緊急車両（救急・消防・警察）は最優先

• 横断歩道では歩行者が優先

• ラウンドアバウトでは：

• 進入時 → すでに走行中の車に譲る

• 走行中 → 自転車が優先

• 退出時 → 右手で合図を出す
  

（※ラウンドアバウトでは、車のドライバーが自転車の私を視認しているか必ず確認します。）

よく見る自転車標識（覚えておくと便利）

オランダには多くの交通標識があります。特に自転車関連のものは要チェックです。

標識	意味
Fietspad	自転車専用道（必ず通行）
Fietspad toegestaan	自転車も通行可（任意）
Fietsen verboden	自転車通行禁止
Éénrichtingsfietspad	一方通行の自転車道
Stop	停止線・一時停止

標識を無視すると罰金の対象になる場合もあるので注意しましょう。

夜間のライト・反射板ルール

夜間や暗い時間帯の走行では、ライトと反射板の装備が義務です。 違反すると即罰金になることもあります。

• 前方：白または黄色のライト

• 後方：赤いライト

• 後方：赤の反射板（三角形は不可）

• ホイール／タイヤ：白または黄色の反射板

• ペダル：黄色の反射板

• 体につけるライトは上半身のみOK
  

オランダの自転車違反と罰金一覧

オランダの罰金は意外と高額です。 軽い気持ちでルール違反をすると痛い出費に…。

違反内容	罰金額（ユーロ）
ペダル反射板なし	€45
ライト不備	€75
ベルなし	€45
曲がる方向の合図なし	€45
道路右側通行違反	€120
赤信号無視	€120
逆走	€70
バス専用レーン走行	€70
横断歩道付近での追い越し	€180
右側からの追い越し	€120
携帯電話の使用	€170
飲酒運転（自転車）	€200
歩行者への優先違反	€180

かなり高額ですね…。 オランダ移住後は、「知らなかった」では済まされないので、必ずルールを守りましょう。

まとめ：安全で快適なオランダ生活のために

オランダの自転車ルールは一見厳しく感じますが、 それはすべて安全のため。しっかり理解して守ることで、安心して自転車生活を楽しめます。

冬は日照時間が短く、特に朝や夕方は交差点（ラウンドアバウト）での

車との衝突事故が多発する時期です。

特に移住直後は、道路標識や優先ルールが日本と違うため、 最初のうちは慎重に運転しましょう。安全第一で、快適なオランダ移住ライフを！

オランダ生活でお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

バイリンガルスタッフがサポートいたします。オランダ移住のご相談がございましたらT’sまでお問い合わせください。

お問い合わせ

Amebloのブログ記事にも掲載しております。

ーーーーーーーーー

T'sでは、スタッフの幅広い知識・経験とサービスで

「オランダ移住サポート」全般のサポートを行なっております。

その他、自転車や車購入、

ビジネス、学校の事、教育の事、何でもご相談ください。