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オランダで無性別のパスポートが発行される



2018年10月19日(金) にオランダ政府は、ブレダ在住の男性(57) に世界初の「ジェンダーニュートラル」 (性別を特定しない無性別)のパスポートを発行した。

その男性は、自分の性別は男でも女でもなく、発行されたパスポートの性別欄には、オランダ語で男性Mでも女性Vでもなく、「ジェンダーニュートラル」の "X" が記載されている。

オランダにおける「ジェンダーニュートラル」(無性別) 彼にとって、これまでの道のりは決して簡単ではなく無性別のパスポートを手にするのに、10年もの歳月をかけて法廷で争ってきた。 また、出生証明書に記載された性別を変更したいと長年に渡り要求した結果、今年の5月28日にルールモンド市の裁判所によって認められ、念願のパスポートを獲得することができたのである。

裁判所は、原告の要求に関して、無性別として登録出来ない事は、基本的な人権におけるプライバシーおよび自己決定権の侵害だと判決を下し、現在の彼の出生証明には、 「性別は特定出来ない」 と記載変更されている。

オランダの法改正が必須 今回の判決により、同じ様な立場の人々が、パスポートやその他の法的な書類に記載されている性別を簡単に変更出来るという訳ではなく、最初にオランダの法改正が必須であり、性別の変更届は、裁判所に申請をする必要があるとの事である。

LGBTI (レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックス) を代表する支援団体 COC によると、オランダには自分は男性でも女性でもないと思っている人が約4%らしい。 参考記事 

https://www.iamexpat.nl/expat-info/dutch-expat-news/first-gender-neutral-passport-netherlands-issued

https://nltimes.nl/2018/10/19/netherlands-issues-its-first-gender-neutral-passport​

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